HIFU
HIFUはじめて物語
HIFU はじめてHIFUを知ったのはひょんなことからでした。
脱毛器の輸入代理店契約を結んだある日、海外メーカーからもらった脱毛器のマニュアルが気になって、担当者にこう言ってみました。
「脱毛器のマニュアルの日本語、少しおかしな部分があるので私が直しましょうか?」
外国人にこんなこと伝えるのは勇気がいりました。だって、一歩間違えばあなたの日本語変ですよ、と言っているのと同じことになりかねないので。
しかし、勇気を出して伝えて、何カ所かあった日本語の言い回しなどを修正したのでした。
すると、思いのほか喜んでくださって、なので「他のマニュアルもよろしければ修正手伝いますよ」と伝えたところ幾つかのエステマシーンの日本語訳の修正を担う事になりました。
その際修正依頼されたマニュアルが、ヴェラシェイプとHIFUでした。
それまでヴェラシェイプもHIFUも知らず、それが初めてHIFUを知った瞬間でした。
気になる気になる
その時の記憶はあいまいですが、なぜかHIFUの事が気になる、気になる。
何が気になったかというと、そのHIFUのマニュアルの内容でした。
「HIFU利用後半年間はHIFUを使用しないでください」って、どんだけー!?(笑)
HIFU使用後半年使えないHIFU。しかも、顔にHIFU使う際、照射してはいけないところがある。というか、照射してはいけないところだらけ。
HIFUってどんだけ恐ろしい機械なのだろう?そう思いつつ、気になる事は調べなければ気が済まない性格なのでリサーチを開始しました。
医療の壁
エステや美容の先には壁があると考えています。それは医療の壁。
今から十数年前、髪の毛の事や美容の事を調べまくっていた際ある本と出合いました。その本は美容外科クリニックの紹介と美容用語が書かれた本でした。
いかにも結果が出そうな美容ネタが満載。これは!と思い、すぐ行動に移そうとしました。
しかし、あっけなく壁にぶち当たりました。
効果が明確なもの、最近の言葉で言えばエビデンスが明確なもの、それってほとんど医の領域になるのです。
例えば、皮膚に塗布するもので、化粧品、医薬部外品この2つまでは美容室での販売や使用は認められます。
しかし、医薬品になると販売も使用もNGとなります。
美白に効果があるといわれる様々な成分、東京大学でのエビデンスもあり、力業で入手できなくない代物。
しかし、それを販売したり、使用したらアウト!最悪警察沙汰です。
そんな過去があったので、HIFUもきっと医療の壁に阻まれてしまうんだろうかと恐る恐る調べたのでした。
美の領域
調べてみると、HIFUは元々医療用途、しかも治療用からスタートし、美容医療に転用されたものでした。
しかし、HIFUは出力などを適正に使用すれば、必ずしも医療にはあたらないことが分かってきました。
数はまだ少ないですが、美容サロンでの取り扱いも多くありました。
どうやらエステマシーンについて美容と医療の境目は、人体への影響がどの程度あるかによるらしいことが分かりました。
エステティックの某団体で読んだ指針によると、人体に著しい変化を与えるものは医療で、そこまでの影響がないものが美容と規定されているようです。
その指針は主に脱毛に関して書かれているものでしたが、他のエステに関しても同様の見解と捉えられるのではないかと思いました。
心配がひとまずなくなったところで、早速HIFUを導入すべく動き出したのでした。